霞ヶ浦の快進撃〜茨城大会優勝から智辯和歌山撃破への道〜

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2024年夏の大会

こんにちは、ぐっちーです。
茨城大会3回戦までのブログを書いてからしばらく時間が空いてしまいました。
茨城大会はみなさん御存じのとおり霞ヶ浦が3度目の優勝を果たしました。

組み合わせに恵まれた霞ヶ浦

霞ヶ浦は茨城大会の組み合わせは歴代で一番恵まれていた。これは紛れもない事実です。反対側の山で常総が、土浦日大が常磐大高に敗れ、常磐大高はつくば秀英に敗れ。自身の山での最大の難敵であった鹿島学園に対しては市村才樹投手が1失点に抑えて勝利。決勝では疲労感の残るつくば秀英投手陣に対して猛攻を仕掛けての勝利となりました。するすると勝ち上がって最大の鹿島学園戦という山場をクリアし2年連続決勝進出となったのですが、もし霞ヶ浦が反対側の山にいたら、常総、日大、常磐大のどれかに捕まっていただろうと思います。組み合わせのピースが上手くはまった。これだから夏の高校野球は面白いと改めて感じることとなった今回の茨城大会でした。

常総学院以外甲子園で勝てないは死語に

高校野球 霞ヶ浦が智弁和歌山に勝って3回戦へ 甲子園で初勝利 | NHK
【NHK】夏の全国高校野球、大会7日目の第3試合は、茨城の霞ヶ浦高校が智弁和歌山高校に、延長11回タイブレークの末、5対4で勝って…

甲子園では初戦となる2回戦で智辯和歌山と激突。
正直、組み合わせの段階で、前回は優勝した履正社を引いてしまうし、逆に引きが強すぎる。甲子園では運がなさすぎる。勝ちようがないと思っていました。
しかし、試合はエース市村投手の緩いカーブが冴えわたりました。2者連続ホームランで追いつかれはしましたが、延長11回タイブレークの末に6対5で勝利し、甲子園初勝利。初めて霞ヶ浦の校歌が流れました。
これで茨城代表は甲子園で3年連続で初戦突破となりました。
茨城は常総学院以外は甲子園で勝てないと揶揄され続けてきましたが、もうそんなことはないと言えるでしょう。

第103回大会では初出場の鹿島学園が初戦敗退したものの、その後の104回大会では明秀日立が1勝。105回大会では土浦日大が4勝して4強入り。

そして今年の106回大会は霞ヶ浦が1勝です。それも智辯和歌山相手に。春には甲子園で今年も1勝を挙げた常総学院ですが、常総が甲子園に行けない状況が8年も続いていますので、3年連続で茨城代表が初戦を突破した現在、「常総以外は甲子園で勝てない」は死語と認定して差し支えありません。

3回戦で滋賀学園に敗退

3回戦は滋賀学園との対戦となりましたが、エース市村才樹投手が序盤に攻略され、2対6で敗退しました。

相手から相当研究されていたように思います。智辯和歌山戦のように打者を翻弄できませんでしたね。それでも甲子園1勝の新たな歴史を作った霞ヶ浦ナインです。

レギュラーが多数残る新チーム

スタメンやベンチ入りにも下級生が多いですし秋以降も楽しみです。
これまで見てきた霞ヶ浦の長身投手はキレのある剛速球投手ばかりでしたが、市村才樹投手については、187センチの長身から最速120キロ中盤で、90キロ台と80キロ台の大きなスローカーブが特徴的。いわば打たせて取るタイプの異質な長身投手に分類されます。1年夏からマウンド経験があり昨夏からスピード自体は変わっていませんが、まだ2年生ということで、この先に球威が伸びそうな気はしていますが、剛球でねじ伏せる系の投手には変貌するイメージはできません。秋は市村投手をはじめ、大石選手、片見選手、鹿又選手、荒木選手など中心選手が多数残ります。

常総や土浦日大は今夏ほとんどが3年生だったことを考えると、アドバンテージはかなりありますので、秋の関東出場も十分に考えられますね。

新人戦が甲子園敗退から5日後とは

霞ヶ浦が滋賀学園に敗れたのは8月16日金曜日。その5日後の8月21日水曜日に江戸川学園との新人戦に臨みます。去年のように3回戦、4回戦と勝ち上がっていたら新人戦に間に合わなかったでしょうね。

いくらなんでも去年の改悪は越年しないと思っていましたが、今年もバカみたいな日程が組まれていて辟易としています。

霞ヶ浦は新チームの練習試合もろくにできないまま新人戦に臨むことになりますよ。来年こそは甲子園出場校が不利にならないよう、県大会推薦枠の復活を望みます。

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