県議会で教育長が答弁しましたが競技力低下に触れませんでした

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雑記

こんにちは、ぐっちーです。

公立学校の部活動の活動制限について、当ブログでは1月から取り上げてきました。

その後、署名活動がなされていることが分かり、それも記事で触れました。

さて、昨日3月9日の茨城新聞紙面で知ったのですが、3月8日(水)の県議会では髙安博明議員が「これからの学校部活動の課題について」として質問に立ったそうです。

おそらく保護者が強力に要請して議員が質問したものと思いますが、今や議会でも取り上げられる案件となりました。

質疑と答弁がどんな内容か詳しく知りたかったのですが、新聞には詳細に書かれていません。

議会答弁のアーカイブがありました

しかし今日、質問と県教育庁の答弁の映像が県議会のホームページにアップされていました。

茨城県議会インターネット中継-録画中継

早速視聴してみたのですが、答弁がかみ合っていません。

一部を文字起こししました

一番やり取りを知りたかった部分を文字起こししました。

髙安議員の質問

髙安議員が以下のとおり質問しているのに対して、

  • 試合時間の長い競技では、活動時間内に消化できる試合数が制限されるほか、野球のバッティング練習では、限られた人数でしかゲージに立つことができず、効率化が物理的に難しいケースもあるので、競技によっては柔軟な対応も必要ではないか。
  • 「強くなりたい」という思いに寄り添った部活動が実現されるような取組をお願いしたい。
  • 生徒の多様なニーズに応えられる部活動改革にどのように取り組まれるのか伺います。

森作教育長の答弁

森作教育長は、生徒の競技力低下については一切触れず、以下のように答弁しています。

  • 生徒の怪我の防止や健康を第一に考えた運営方針の改定趣旨をご理解下さい。
  • 活動時間の長さが必ずしも競技力向上に繋がるものではなく、実際、活動時間を短時間にし、休養を十分に確保することでパフォーマンスが向上するなどの成果をおさめている事例もあります。
  • 例えば、NTT東日本野球部では、長時間練習に疑問をもち、2時間の練習で全ての技能を高めるメニューに取り組み、開始後3年目に、都市対抗野球で日本一に輝きました。
  • こうした効率的な活動の事例を紹介し、各学校の実態に応じた工夫ある活動が展開できるよう促してまいります。

と、何ともかみ合いません。

社会人野球の事例を出すおそまつさ

そもそもここで社会人野球の事例を出すこと自体間違っていると思います。

NTT東日本というアマチュア野球の最高峰の舞台でプレーする選手が2時間練習で済むのは、
学生野球の間に寸暇を惜しんで野球をやってきたからこそではないですか。

また、社会人野球の全体練習が2時間でも、充実した施設設備で個人練習が自由にできるから、個々人のコンディションが整うのではないですか。

自主練すら禁止される中高生の競技力低下については何も触れないのでしょうか。

非常に馬鹿げた答弁で聞いていて頭に来ました。

誰がこんな答弁で4月からの部活動制限に納得できるでしょうか。

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