土浦日大vs石岡一(高校野球春季茨城県大会3回戦)2022年4月29日

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2022年春季大会

こんにちは、ぐっちーです。今日は高校野球春季茨城県大会3回戦の土浦日大vs石岡一をレポートします。

ランニングスコア

7回コールド


 

両チーム出場選手

先攻 石岡一
打順名前守備交代
1引田樹
2茅森翔
3髙林陵汰
4河野樹
5大塚泰成投→左5回裏
6斎藤恭太
7田山泰樹
8柳下祥吾
以後崎拓海5回裏
9山崎大地
後攻 土浦日大
打順名前守備交代
1𠮷次悠真
2戸田皓大
3武田優輝
4香取蒼太
5太刀川幸輝
6小林優太
7後藤陽人
8塚原歩生真
9河野智輝
高上昂大代打5回裏
山田奏太6回表

土浦日大が先制

1回裏、土浦日大が先制します。一死から2番戸田選手が四球、3番武田選手がセンターへのツーベースヒットで二、三塁とすると、4番香取選手のライト犠牲フライで1点を先制します。

土浦日大が4点追加

3回裏、土浦日大が追加点を挙げます。先頭の9番河野選手がサードへセーフティバントを成功させると、エラーと内野安打で無死満塁とします。ここで3番武田選手がピッチャー強襲ヒットを放って2点を追加します。さらに4番香取選手のライト犠牲フライで1点、5番太刀川選手のライトオーバースリーベースで1点とこの回4点を挙げます。

土浦日大のトリックプレー

4回表、石岡一が初めてスコアリングポジションにランナーを進めます。先頭の2番茅森選手が四球で出塁し、二死から5番大塚選手のセンター前ヒットで一、二塁とします。次打者は6番斉藤選手ですが、カウント3ボール2ストライクとなったとき、土浦日大が動きます。セカンド牽制と見せかけてファーストが猛ダッシュでベースカバーへ。一度セカンドを向いた河野投手はすぐさま一塁に牽制。虚を突かれた一塁走者はとっさに帰塁するも間に合わずタッチアウトとなります。


リプレー再生しているかのような土浦日大の怒濤の攻撃

4回裏、ピンチを凌いだ土浦日大が再び猛攻を仕掛けます。先頭の8番塚原選手がセンター前ヒットで出塁し、二死から2番戸田選手のセンター前ヒットで1点を追加します。さらに戸田選手が盗塁して二死二塁から、3番武田選手のサードへの球足の速いゴロはエラーとなり1点を追加します。なおも二死一塁、4番香取選手がライトオーバーのスリーベースを放って1点を追加します。さらにさらに、5番太刀川選手がレフト前ヒットで続きもう1点を追加。土浦日大はこの回も4点を奪います。

なんとか食らいつきたい石岡一ですが、土浦日大先発の河野投手を5回まで攻略することができません。

石岡一が守備の連携で5回コールドを阻止

5回裏、石岡一は2番手に背番号1の右腕・以後崎投手を投入します。土浦日大は先頭の6番小林選手が四球で出塁。一死から8番塚原選手が右中間を抜くスリーベースヒットを放ちます。一塁走者は本塁へと突っ込みますが、ここは石岡一の中継プレーが見事に決まり本塁封殺。5回コールドを回避しました。

石岡一がようやく反撃

6回表、土浦日大は2番手に背番号1の右腕・山田奏太投手を投入します。山田投手は最速135キロを計測。球速的には秋からあまり変わっていませんが、フォーム的にグラブハンドをダラーっと下げてリリースするようになっています。なにか意図があるのでしょうか。石岡一はようやく反撃に出ます。先頭の9番山崎選手と1番引田選手の連打で一死一、二塁から、3番髙林選手のレフト前ヒットで1点を返します。なおも一、二塁のチャンスが続きますが、後続は凡退し反撃は1点に止まります。

プロ注目の𠮷次選手が足でかき回す

6回裏、土浦日大が今度は足で魅せます。先頭の𠮷次選手がセンター前ヒットで出塁すると、二盗、三盗で二死三塁とします。しかし、4番香取選手は空振り三振で得点にはつながりません。

7回表、8点差で後がない石岡一ですが、三者凡退となり7回コールドゲームが成立。土浦日大が8対1で石岡一を下し準々決勝に駒を進めました。


観戦後記

土浦日大打線が今大会見てきた中で圧倒的に振れていました。打球音が他校と全然違います。先発した河野投手は最速130キロながら打者の外にボール一個分出し入れする能力に長けています。制球力は抜群で今日は5イニングでインコース攻めを意識しすぎての死球が一つありましたが、打者17人に対して被安打2、奪三振4。二塁を踏ませたのはわずかに一度だけという付けいる隙のないほぼ完璧な内容でした。

2番手の山田投手は逆に捕まりました。グラブハンドをだらーっと下げて使っていないというか、秋見たときよりも力感や躍動感がなくなっていたのが気になります。何か意識してやっているのか、怪我をして左腕が使えないでいるのか。

打線はとてつもないです。本当に各打者が振れていて二死からでも連打で得点ができる力強さがあります。神奈川遠征では140キロ越え投手陣が居並ぶ某大系列と乱打戦をやってのけたとのことです。特に4番の香取選手は5番の太刀川選手(2年)は逆方向にえげつない打球を放っていました。二人ともヘッドが遅れて出てくる逆方向に打球が延びるスイングをしています。香取選手は守谷戦でノーブル水戸の右中間フェンス「水戸信用金庫」の上の越えるホームランを放ったそうです。

また、4回表のサインプレーは見事でした。内野陣全員が劇団員のようで見ている方もまんまとだまされました。

石岡一は今日投げた大塚投手が大型サウスポーとして将来エースになるものだと下級生から注目して見てきました。球威はあるのですが地区大会でも見たとおり制球にばらつきがあるようです。3回にはピッチャー強襲を左すねに食らいましたが踏ん張って投げ続けました。ポテンシャルは高い選手なだけに夏に躍動する姿を見たいです。背番号1の以後崎投手は2年生ながらコントロールがよくて試合が作れます。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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