明秀学園日立vs境(高校野球春季茨城県大会3回戦)2022年4月28日

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2022年春季大会

こんにちは、ぐっちーです。

春の高校野球茨城県大会3回戦を観戦してきました。j:comスタジアム土浦で行われた明秀学園日立vs境をレポートします。

ランニングスコア

チーム123456
0100001
明秀学園日立021062x11
6回コールド

先攻 境

先攻の境。初戦となった2回戦で打線が奮起し多賀を8対1の7回コールドで下しました。

打順名前守備
1稲葉
2石垣
3塚田
4豊嶋
5
6木村
7染谷
8横瀬
高橋
9坂入

後攻 明秀学園日立

後攻の明秀学園日立は春のセンバツに出場し、2回戦で市立和歌山に敗れました。初戦となった2回戦では東洋大牛久に6対2と勝利しています。秋の県大会でホームランを打ちまくった武田選手は打撃不振からかベンチに入っていませんでした。4番はエースの猪俣選手が務めます。今日は打線が奮起するでしょうか。

打順名前守備
1平野
2本坊
3石川
4猪俣
5佐藤
6小久保
7高橋
近藤
8
9伊藤

先発投手陣

境の先発は背番号11の右腕・横瀬投手です。細身の体から最速122キロ。100キロ前後の縦のスライダーを持っています。

明秀学園日立の先発は背番号7の右サイドハンド・高橋遼投手です。きれいに腕を上げてからしなやかに真横から投じています。サイドハンドのお手本のようなフォームです。サイドから最速132キロ。115キロ前後の横スラと縦に落ちる変化球が確認できました。

境が先制!場内拍手

試合はまず境が先手を取ります。2回表、二死から6番木村選手が三遊間に内野安打で出塁し、2ボールから盗塁を成功させ二死二塁とすると、7番染谷選手のセンター前ヒットで本塁に生還して1点を先制します。ボールが本塁に返る間に打者走者は一気に二塁に到達。しかし、8番横瀬選手は見逃し三振に倒れ1点止まりとなります。

明秀学園日立がすぐに逆転

2回裏、明秀学園日立があっさり逆転します。2つの四球で無死一、二塁から6番小久保選手の送りバントがピッチャー前の小フライとなりましたが球審からインフィールドフライのコールはありません。境の横瀬投手はとっさにショートバウンド処理してゲッツーを狙う頭脳プレーを見せますが、ショーバン処理をミスしてしまい結局三塁のみ封殺に終わります。明秀学園日立は攻撃を仕切り直して内野ゴロなどで二死二、三塁から、8番辻選手のセンター前タイムリーで2点を挙げます。

3回裏、先頭の1番平野選手が四球、2番本坊選手がレフト線にツーベースを放って無死に、三塁とすると、3番石川ケニー選手のファーストゴロの間に1点を追加します。

明秀学園日立が5回にビッグイニング

5回裏には明秀学園日立が猛攻を仕掛けます。先頭の1番平野選手がレフトオーバーのツーベースで出塁し、エラーと四球で一死満塁から5番佐藤選手のレフト前ヒットで2点を追加します。なおも一死一、二塁とし、6番小久保選手のセンターオーバーのスリーベースヒットで2点を追加しその差を6点とします。

境はここで2番手に背番号1の右腕・髙橋投手を投入します。なおも一死三塁から、7番高橋選手が1ストライクからスクイズをきっちりと決めて8点目を奪います。7点差目をスクイズで取りこぼさないあたり、明秀学園日立の攻めにはスキがありません。二死無走者となりましたが、四球2つとヒットで二死満塁から内野ゴロのエラーでもう1点追加しスコアは9対1となります。

明秀学園日立2年生の剛腕登場

6回表、明秀学園日立は2番手に2年生の右腕・近藤悠人(はると)投手を投入します。近藤投手は宮城仙北ボーイズ出身の逸材で何度か記事を読んだことがあります。

最速142キロのスーパー中学生は40校以上の勧誘受け明秀学園日立へ 1年生近藤悠人が狙う聖地デビュー(スポニチ)

近藤投手は境打線を三者凡退に切って取ります。この日は最速138キロ。115キロ前後の縦スラもズバズバ決まっていました。

2ランホームランでサヨナラコールド

6回裏、明秀学園日立は先頭の4番猪俣選手がこの日3個目の四球を選ぶと、5番佐藤選手がレフトにホームランを放ちます。その差を10点とし11対1で6回コールドが成立しました。


観戦後記

序盤に境が連打と足を絡めて先制し、もつれた展開になるかと期待しましたが、境が二塁を踏んだのは得点した2回と4回の二度のみ。後は全て三者凡退で圧倒的な力の差は否めません。2回に横瀬投手が見せた頭脳プレーは惜しかったですね。成功したところを見たかったです。

明秀学園日立はものが違いますね。今年の茨城では別格でしょう。常総ほか、ライバル校が軒並み例年よりも落ちる戦力である今年、明秀学園日立は夏に頂点に立てなければいつ立つの。それくらい優勝候補の筆頭といえます。今日はエースの猪俣投手が投げずとも4番起用。四球ばかりで快音は聞かれませんでしたが存在感がありました。4番としても今季の茨城ではトップクラスの風格ではないでしょうか。注目度の高い石川ケニー選手ですが、今日は不発。僕が見た試合ではあまり打てていないのですが、次は是非快音に期待です。また明秀学園日立はベンチ内でもカウント別に球種を取っているんでしょう。カウント3-1から「このカウントさっき変化球~!」という声がベンチから上がっていました。リードをしてもベンチで叱咤、選手間で常に支持、凡退した打者がネクストサークルの打者に耳打ち、追い込まれたら短く持ってピッチャーにプレッシャー、女子マネさんは最前線でランナーに指示と、何から何まで勉強になるチームです。あと、ネット裏に来年入学するであろう中学3年生らしきごつい選手とそのご両親らしき方、指導者らしき方が熱心に観戦していました。入学を検討している中学生がこんな試合を見たらみたら憧れてしまうことは間違いないでしょう。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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